今週のおすすめ本の紹介 · 22日 10月 2023
『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』トーマス・ラッポルト (著), 赤坂 桃子 (翻訳) 飛鳥新社
この本は、ピーター・ティールという人物の魅力と哲学を深く理解することができる一冊です。 彼の成功のカギは、「逆張り思考」です。 彼は、競争に巻き込まれずに、自分だけが見つけた秘密や価値をもとに、独占的なビジネスを創り出すことを重視しています2。 また、彼は、テクノロジーが人類にもたらす可能性や危険性についても率直に語っています。 彼は、テクノロジーが権力から解放され、自由な未来をひらくことを願っています2。 私は、営業戦略コンサルタントとして、ティールの考え方や行動原則から多くのことを学びました。 私も彼のように、「知行合一」の精神で、綿密な戦略のもとに行動し、課題解決に取り組みたいと思います3。 また、私も彼のように、「ゼロ・トゥ・ワン」の発想で、新しい価値を創出し、未来を創造したいと思います。 アメリカ大統領選挙戦を前に、今回は全く動きを見せない行動の中に、彼の「企み」が隠されているような気がします。
今週のおすすめ本の紹介 · 02日 10月 2023
Sales is 今井晶也  扶養社
「Sales is」を読んで、私は営業の本質が深く理解されていることに感銘を受けました。長年の経験を積んだベテランの販路開拓専門の営業マンとして、この本は新たな視点を提供してくれました。 今井晶也氏が強調するのは、営業は単なる商品やサービスの販売ではなく、顧客との信頼関係の構築が不可欠であるということです。この点は私の経験とも一致し、お客様との信頼を築くことなくして、持続可能な販路の拡大は難しいと考えています。 また、デジタルマーケティングやソーシャルメディアの活用についてのアイデアも示唆に富んでいました。現代のビジネス環境では、オンラインプレゼンスを構築し、ターゲット顧客にリーチする方法が非常に重要です。これをうまく活用すれば、新たな販路の発見が可能となります。 「Sales is」から得たもう一つの重要な教訓は、営業は長期的な視点で捉えるべきだということです。単なる一過性の取引にこだわるのではなく、お客様との長期的なパートナーシップを築くことが成功への鍵であると確信しました。持続的な関係を築くことは、信頼を構築し、リピートビジネスを生み出すために欠かせない要素です。
マッキンゼー ホッケースティック戦略: 成長戦略の策定と実行 単行本 – 2019/10/25
実証的な分析から得られる知見を用いて、コンサルタントが戦略策定における「社内政治」の影響に立ち向かい、結果としてより良い、力強く大胆な戦略を策定し、遂行できるように導くことを目指しています。 本書は、従来のベストプラクティスや有益な参考事例に頼るのではなく、実証研究の手法を幅広く、また徹底的に活用しています。収集した事実に基づく論拠と、実際に戦略の実行を支援してきた経験を踏まえて、戦略の成功確率を大幅に改善する有効な策を明らかにしています。 また、同時に戦略策定の現場で直面する多くの謎の原因となりながら、これまで見過ごされてきた要素を探し当てることにも成功しています。 それは何世代もの経営者を悩ませ、多くの戦略が計画通りに実行されることを阻んできたのは「社内政治」が要因であることを見いだことです。
『マインドフルネス』ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
(アマゾン 商品紹介より) グーグル、フェースブック、ヤフー、続々と取り入れられるマインドフルネス ゲームAI開発者 三宅陽一郎氏 解説! グーグルやフェースブックなど名だたる企業が取り入れている、マインドフルネス。 ただし、一時的なブームによって、過剰な期待が寄せられている面もあります。 本書ではメリット・デメリットの両論を踏まえ、職場や自分自身で実践する際のヒントを提示します。 『EQこころの知能指数』著者のダニエル・ゴールマン、マインドフルネスの母・ハーバード大学教授のエレン・ランガーほか、豪華執筆陣の記事が気軽に読めるのもお得感があります。 ※日本語版への序文は、ゲームAI開発者であり、『人工知能のための哲学塾』著者の三宅陽一郎氏。
『中小企業の生産性革命』 中村中
『企業価値向上・DX推進に向けた 中小企業の生産性革命』中村中(著)ビジネス教育出版社 中小企業の経営者は、必ず読んで欲しい一冊。但し、これを読んだだけでは、生産性を向上させることも、経営改善することもできません。
『日本流DX』各務茂雄
『日本流DX: 「人」と「ノウハウ」 究極のアナログをデジタルにするDX進化論 』各務茂雄(著) 東洋経済新報社 DX(Digital Transformation)という経営改革によって日本企業らしいよさや強みを残しつつ、グローバル企業的な強さを獲得するのが、日本流DX。 従来の経営理念に基づいたアナログ思考の経営を守りつつ、時代に応じてデジタルの部分を徐々に取り入れて、全体の効率化を図ってゆくのが日本流のDXであると思う。
今週のおすすめ本の紹介 · 09日 11月 2022
『ソロスは警告する』ジョージ・ソロス
『ソロスは警告する』ジョージソロス(著)徳川家広(訳)松藤民輔(解説)講談社     ソロスは、「金融市場は均衡点に向かって収斂する」とされる合理的期待理論は、間違っているという。 なぜなら、市場参加者たちは、自分の最良利益とはまったく別物の、自分の最良の利益だという自分の信念にもとづいて行動する存在だと述べている。 まさに的を得ており、現在の経済状態の混乱を見ても十分に当てはまる。また、政治の状況においても同じことが言えるのではないだろうか。 我々は、世界平和や環境保全という名のもとに、個々の最良の利益をもたらすための自国の信念にもとづいて、それぞれが行動している。それぞれの価値判断が、自国にとって最良であるという信念にとらわれている。このままでは、ますます混乱してゆくだけである。 この時こそ、「和をもって貴しとなす」日本が、真価を見せる時だと思う。
『米中もし戦わば』ピーター・ナヴァロ
『米中もし戦わば』ピーター・ナヴァロ(著) 赤根洋子(訳) 飯田将史(解説) 文芸春秋   6年前に出版された本だが、ロシアのウクライナ進行を目の当たりにして、この本に書かれた仮定が、確実に現実化していることに驚かされる。 ある意味、戦争はもう始まっている。我々は、アメリカが日本のことを自分たちが支えていないと崩れ落ちる防波堤くらいにしか思っていないことを肝に銘じるべきである。
『マッキンゼー』ダフ・マクドナルド
『マッキンゼー』ダフ・マクドナルド(著) 日暮雅通(訳) ダイヤモンド社  マッキンゼー・アンド・カンパニーが、ここまでの地位を築いてこられたのは、変化する時代に対する驚くべき対応力を持っていたからだと言える。 その意味でも、今後コロナ後の新しい社会秩序に対応した新しい姿に変容したマッキンゼーが見れるかもしれない。
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